Thinkings株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:吉田 崇)が提供する採用管理システムは、2022年卒業予定の就職活動を行った学生に「就職活動中に接点があった企業の採用選考時の対応に関する意識調査」を行いましたので、以下に報告します。
総括:企業が選ぶ時代から対等に選びあう時代に。学生一人ひとりを尊重した対応を。
74.4%の学生が就活中に企業の対応で志望度が上がった経験があると回答。
1位:対応の良さ
2位:連絡の早さ
3位:フィードバック
志望度が上がった経験がある人は74.4%と実に7割強に及びました。志望度が上がった具体的なエピソードとしては、1位が【対応が丁寧・親切だった】となり、回答者の3割が同様のコメントをしています。「『合否の連絡を●日●時~●時の間にします』という連絡があった上、しっかり守ってくれた」「メールが丁寧」など、採用担当者とのやりとりは企業の印象に大きな影響を与えるようです。
2位は「面接の連絡が早かった」、もしくはそれに類するコメントが多くを占めた【連絡が早かった】。
3位が合否の理由や面接のアドバイスなどの【フィードバック/アドバイスをくれた】でした。
4位の【学生一人ひとりに興味を持つ真摯な姿勢が感じられた】では、「なぜ私を採用したいのか、どんなところに活躍の見込みがあるかを言ってくれた」というコメントが寄せられ、「自分自身を見てくれている」と学生自身が実感できる行為が重要とわかります。
就活中に企業の対応で志望度が下がった経験がある学生は56.2%と半数以上の結果に。
1位: 学生に対する接し方の悪さ
2位:高圧的・見下した態度
3位:連絡が遅かった・なかった
志望度が下がった経験がある人は56.2%と半数以上の結果に。具体的なエピソードとしては、1位が【学生に対する接し方(マナーや話し方など全般の印象)が悪かった】となり、回答者の3割がこれに関連した意見を述べています。「面接官がエントリーシートすら読んでいなかった」「面接官が面接に遅れてきたのに謝罪もなにもなかった」など、マナーを守ってくれないと不満を感じた学生が多かったようです。
2位は【高圧的・見下した態度を取られた】。「圧迫面接だった」「面接での回答を笑われた」など、いわゆる「圧迫面接」を行う会社がまだ多いことがわかりました。
3位が【連絡が遅かった・なかった】でした。「面接の合否の連絡が遅く、その前に内定をもらった会社に決めてしまった」「結果を2週間以内に送ると言われて1ヶ月以上連絡がなかった」「結果の連絡が来なかった」など、連絡待ちのストレスを感じている学生が多いようです。
4位の【連絡ミスや情報提供(スケジュール連絡・HPでの情報公開など)がずさんだった】では、「メールや資料に誤字が多かった」「面接時間をギリギリで遅らされる事が多かった」など、基本的なミスも企業の志望度に大きく影響を与えると判明しました。
企業に大事にしてほしいこと
1位:対等に扱ってほしい
2位:連絡の早さやこまめさ
3位:学生一人ひとりに興味関心を持ってほしい
企業に大事にしてほしいことは何か聞いたところ、1位の【対等に扱ってほしい】では、「企業に対応するように、学生への対応も真剣にして欲しい」「企業が学生を選ぶのと同様に、学生も企業を選ぶ権利があるということを自覚してほしい」などのコメントが集まりました。
2位【連絡を早くしてほしい/連絡しないことはやめてほしい】は、志望度が上下する理由にも挙がっていたこともあり、企業の採用担当者がすぐに改善すべき項目と考えられます。
3位【学生一人ひとりに興味関心を持ってほしい】では、「学歴などの過去よりも現在の学生自身を見てほしい」「一人一人の個性を見てほしい」「ダメな部分を探すのではなくて良い部分を引き出そうとしてほしい」など、学生というカテゴリではなく個々人として見てほしいという意見が多く集まりました。
総括:企業が選ぶ時代から対等に選びあう時代に。学生一人ひとりを尊重した対応を。
企業の対応で志望度が上がった理由2位に【連絡の早さ】、下がった理由3位に【連絡が遅かった・なかった】、企業の大事にしてほしいこと2位に【連絡の早さやこまめさ】がランクインし、学生への連絡が大きな影響を与えているとわかりました。学業・アルバイトなどと並行して就職活動をし、そこでも多くの企業を並行して採用を進める中、スケジュール調整のストレスの大きさが明らかになりました。 特筆すべきは企業の大事にしてほしいこと1位の【対等に扱ってほしい】です。これは、3位【学生一人ひとりに興味関心を持ってほしい】、4位【マナーを守った丁寧な話し方・誠実な対応をしてほしい】も同様の趣旨を持っていると考えられます。このことから企業と学生が対等に選びあう時代になってきたといえるのではないでしょうか。メール文面・連絡スピードといった基本的な対応だけではなく、一人の大人へ接する最低限のマナーを企業側にも守ってほしいという声が調査全体を通して多く見られました。 昨今の就職活動では、クチコミを利用した情報収集も当たり前となり、企業の印象は学生の間で広まりやすくなりました。従来の企業主導であった就職活動は変化し、学生はより企業側の対応をシビアに評価するようになると思われ、今後もこの傾向は続くと推測されます。企業の対応ひとつが学生への印象に大きな影響を与え、企業と学生が対等に選び合う時代になった昨今、「選ばれる企業」になることの重要性がわかります。 一人ひとりに対して企業の理解度を上げ、興味関心を持ってもらうために、学生に対して採用担当者が興味関心を持ち、それを伝えることが重要だと考えられます。そのために、今後、企業は、連絡メールやスケジュール管理などの業務を効率化し、学生とのタッチポイントの創出や、企業・学生の相互理解を得るチャンス(説明会・個別面談・OB訪問・インターンなど)を作っていくことが肝心ではないでしょうか。
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※2021年8月時点
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