ジュピターテレコム(J:COM)の先を読む採用戦略の軌跡。新卒採用のオンライン化をSONAR ATSの活用で新たに構築

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株式会社ジュピターテレコム
採用種別
新卒採用
採用規模
100名以上~
ご担当者様
株式会社ジュピターテレコム 人事部 新卒採用・異動グループ 新卒採用チーム長 柏 澄人様

株式会社ジュピターテレコムは、1995 年に設立された国内最大手のケーブルテレビ事業及び番組供給、事業統括運営会社だ。ケーブルテレビや生活関連商材のサービス提供に加え、メディア事業領域をもつマルチな企業である。

ジュピターテレコムの新卒採用では、2020年度からオンラインを活用したアクションを積極的に取り入れ、前年比を大きく上回る成果を上げた。

そんな同社へ、オンラインでの採用活動から得た気付きや、採用管理システムSONAR ATSを活用したオンライン施策など、2020年の新卒採用の振り返りと今後についてをうかがった。

―マルチな企業だからこそ抱える新卒採用の課題

ジュピターテレコムが抱える長年の課題として、「企業理解を促す魅せ方」がある。

採用種別の比重は、ケーブルテレビ事業のBtoC営業からのキャリアスタートが圧倒的に多い。エンドユーザーに接する業務が多い一方、後に統括運営会社の管理職になりえる人材や、各専門領域で活躍を見込める人材の発掘・採用をしているのは、ジュピターテレコムならではの特徴といえるだろう。

一方で、同社を希望する新卒生の多くは、メディア事業領域への興味関心が動機となっている。しかし、メディア要素を抱きすぎ、営業のイメージが持てずに入社をしてしまうと、理想と現実の乖離がどうしても大きくなってしまう。

この差をなくすためにも、希望者ごとのマインドセットのバランスを図る啓蒙を行いながら、選考を進めている。

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柏氏:ジュピターテレコム全体への興味より、グループ会社の限定的な事業を入口とするケースが非常に多い。弊社のビジネスの主体はなにか、グループ全体で約7800億の売上高は、どのように成立しているかの理解も深めて興味を持って欲しい。これらを啓蒙していくのが、我々の課題でもあります。

―未来を見据えたスキームの確立とSONAR ATSの役割

採用管理システムSONAR ATS(以下SONAR)の導入は、採用活動の多様化に対する対策のひとつだった。

当時の課題は、複層化する選考スキームやフローへの対応、特定領域に特化する人材に向けた特殊なラインの確立と、質の向上だった。これらの改善には、システムを活用した検証を行いながら、目的の区分けを明確にした流動的な運用が合理的だと推測された。

このスキームの確立に向けてハードルを緩和する中で、価格や運用のしやすさ、リソースとの掛け算が最もマッチしたことが、SONAR導入の決定打となった。

柏氏:導入当時は採用担当者の人数も少なかったので、アウトソーサー運用の比率が多かったのですが、最近は社内操作比率があがりました。
SONARは操作性が優れているので、採用担当者も直感的に操作ができますし、人事部内でも対学生への施策を、自由度高く実行しています。それも、クオリティを高水準で担保をしながら内製化できたのは魅力ですね。

―逆風を追い風に変えた、2020年新卒採用の成果

各社、前例のない採用活動を余儀なくされた2020年。緊急事態宣言で外出自粛となった要因で、数カ月にわたって採用業務が停滞した企業もあった。

そんな状況の中、ジュピターテレコムの新卒採用は前年比を大きく上回る結果となった。

  • 説明会参加者 約123%
  • 選考参加者(エントリーシート提出者) 約155%
  • 総エントリー数 約116% 
    (全て前年比)

さまざまな要因が考えられるが、「前年度から準備をしていた、オンライン採用活動の導入と、このコロナ禍が重なった要因は非常に大きい。」と柏氏は振り返る。

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柏氏:事前にアクションが起こせていたのは、非常に良かった点でした。
全ての情報が集約されているSONARを活用した、「メッセージ発信」「タイミングを計った通知」「フォローアクション」「他システムとの連携」など、人事全員が情報共有をしながら、一定程度のコミュニケーションがなくても採用を回せたことは大きいです。

外的な視点からも、「この企業はしっかり選考が進んでいる。」などの情報は学生間で回っていたと憶測され、時流に対応できる企業としての姿勢は提示できたと思っています。「じゃあ受けてみよう!」という学生も少なからずいたと思うので、これらはSONARをはじめとするシステムのおかげだと思っています。

―効果的だったオンライン施策と新たな発見

実際に行った採用活動の中で、印象的だった2つの事例をうかがった。

■アーカイブ式の動画説明会で企業理解とクオリティを担保

インパクトの大きかった施策のひとつに、オンライン説明会がある。

ジュピターテレコムへのエントリーには、説明会への参加が不可欠だ。通常は、会場に足を運ぶオフラインで実施をしていたが、緊急事態宣言を受けて変更を余儀なくされた。コロナ禍だからといって選考水準の質は落とせない状況下で、オンライン説明会は非常に有用性が高かったと柏氏は振り返る。

そんな説明会運用のサポートに、SONARの「マイページCMS機能」が大きな役割を担っていた。CMS機能とは、新卒生のマイページにコンテンツ(動画やPowerPointなど)を配信できる機能で、対象となる希望者の状況に応じてコントロールが可能だ。

ジュピターテレコムでは、この機能を活用した、「アーカイブ式動画説明会」と「リアルタイムでのオンライン説明会」の2軸で運用を行っていった。

アーカイブ式説明会は、学生が予約をした希望期間内に動画視聴ができる形式だ。1時間の説明会動画の最後には、SONARの「チェックイン機能」を活用した、パスワード入力を求めるステップを組み込んだ。これにより、説明会参加の確認を自動的に行っていった。

期限内であれば、何時どこからでも参加ができる自由度の高さは、学生にとって非常に魅力的だ。しかし、企業理解度などの質が保てるのかは疑問が残る。これに対し、柏氏はこう語った。



柏氏:選考した結果、説明会の流入経路による学生の理解度や、選考評価の結果に懸念していたほどの差はなかったんですよ。

エントリー数を50%強も増やせたのは、オンラインでの受け皿を用意できていたこと、アーカイブ説明会など多様性を持てたことが非常に大きかったと思っています。

会場に出向くオフライン方式や、リアルタイム開催の説明会に参加しなくてはならない状況は、一定程度ハードルになっていると気付きました。

入口の整理で工数削減と数値を明確化

学生への広報活動に有用的だったのは、SONARの「ジョブボード」だ。

職種別採用の増加によって複層化するインターンシップや、複数の流入経路の対処で作業が増加、作業工数も管理も繁雑化していった。

これらの対策として、SONARのジョブボードを導入した結果、流入経路が明確化され数値管理や振り返りがしやすくなった。加えて、頻繁に発生していたホームページの改修もなくなり、大きな工数削減とスピード感も増していった。

本選考後期では、説明会への誘導にも活用した。SONARのジョブボードとCMS機能の掛け合わせは、効率のよい母集団形成と、説明会参加者の前年対比約123%という数字に大きく貢献をしたといえるだろう。

柏氏:時事柄インフラ企業として興味を持ってもらったなど、さまざまな要因が重なった結果ではありますが、学生が抱いた興味に対して、企業として応える体制が構築できていた。これは大きな要因のひとつだと思っています。

―社内セキュリティ対応もSONARを活用すればクリアに

企業のガバナンス、セキュリティへの意識は年々高まり、システム導入検討時の最重要項目にもなっている。

多くの基準の中から、近年重要視されている、「SSO(シングルサインオン)」を例にあげる。ジュピターテレコムでは、セキュリティリスクの軽減にもつながる、1つのIDとパスワードで複数のプロダクトにログインできるSSOへの対応が、導入必須条件となっている。

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柏氏:安全性の高いSONARを経由すると、セキュリティの障壁が払拭されるので、活用できるサービスの幅が広がります。

我々は、基準に則して選定したサービスを、SONARと併用しながらオンライン採用の施策設計を行っています。もし連携ができていなかったら、ここまでシームレスな採用フローの成立は難しかったでしょう。

―特殊な2020年度に得た、先々を見据えた体制構築の重要性

オンラインでの採用広報と、Web面接へのトライを積極的に進めてきた結果、時代と学生のニーズにあった採用様式へとつながった。

そして、この2020年を経験したことで、蓄積できたノウハウをブラッシュアップしていけば、今後起こり得る不測の事態へも対応していける自信にもつながったと話す。

リソースなど、人的要因での滞留は仕方ないとしても、システム面や手法などでの選考停滞は回避できる問題だと柏氏は語る。そのためにも、自社にあった採用環境と内部運用の構築で、外的な影響に左右されない体制を作っていくべきなのだ。

―ジュピターテレコムの採用展望

働き方も職種も変わる過渡期となった今、アフターコロナの生活に求めるニーズや、ビジネススタイルも明らかに変化すると予測される。

すでに時代は動いていて、ITリテラシーの高い若い世代は、人を介さず情報収集を行い、自らが取捨選択を行っているのだ。
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柏氏:商品の購買方法や渇望のされ方も変わり、それに合わせて企業もビジネスの舵を切っていく。イコール学生からの見え方も必然的に変わってきます。

採用担当は、流動的な変化にアンテナをはりながら、その瞬間に自社が求める人物像を明確化して、新しいチャレンジを継続することが必要だと感じています。

不測の事態が続く中、すでに来年度の新卒採用を見送る大企業もある。しかし、空いた席の数だけチャンスが広がっているととらえるべきなのだ。そのためにも、SONARをはじめとするツールを活用できる「企業全体の意識改革と体制構築」も重要だ。

時代の流れに沿うには、適応するルールへの改正は必須となる。積極的な改革を推進するためにも、人事から働きかけを行う必要性もあるのだろう。

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