お役立ち記事

こんにちは。採用管理システムsonar ATSを提供するsonar ATS編集部です。
この記事は、「目標の立て方がわからない」「挫折しないためのコツを知りたい」とお悩みの方におすすめの内容です。
目標を立てることは、仕事や勉強、ダイエットなどの成功に欠かせません。しかし、「いつも途中で挫折してしまう」「目標を立てるのが苦手」と感じている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、「良い目標」を立てるための手順や、挫折を防ぐための3つのコツ、さらに良い目標・悪い目標の例についても詳しく解説します。
企業の事業活動はもちろん、採用活動においても目標を立てることは欠かせません。目標を達成するためには、進捗を可視化する仕組みも必要です。
Thinkings株式会社が提供する「sonar ATS」は、進捗を簡単に可視化できる点を評価いただき、多くの企業に導入されています。「自社の採用力を高めたい」というご担当者様は、お気軽にsonar ATSの特徴や導入事例をご覧ください。
sonar ATSの特長や機能がわかる!サービスサイトはこちら
目次

目標を立てることの意義は、目的を達成するための道筋を明確にすることにあります。
「目的」は達成したい最終的なゴールを指し、「目標」はその目的を実現するための具体的なステップを指します。
例えば、「優れた営業スキルを身に着けたい」という目的があるとします。しかし、具体的なステップ(目標)が明らかになっていないと、やるべきことがわかりません。そのため、遠回りや途中で挫折してしまうことにつながります。
また、目標を立てることでやるべきことが明確になり、自己成長のためのエネルギーが生まれるという効果もあります。
では、「良い目標」とはどのような目標なのでしょうか?具体的には、以下の条件を満たしている目標のことを指します。
まず、「なぜそれをするのか」という目的が明確である必要があります。目的が不明確なまま目標を立てても、長期的な成果には結びつきません。
また、目標には具体的な数値や期限を設定しましょう。これにより、達成状況を正確に把握でき、途中で振り返りを行うことも容易になります。
さらに、目標が個人の価値観と一致していることも大切なポイントです。この観点は見落とされがちですが、無理なプレッシャーに押しつぶされることなく継続するためには欠かせません。自分のライフスタイルや価値観に合った目標を立てると、自然体で取り組めるだけでなく、幸福感や充実感も得やすくなります。
「sonar ATS」は、進捗を簡単に可視化できるのはもちろん、事務作業時間を大幅に短縮します。「残業を減らし、自分のライフスタイルを守りたい」という場合は、お気軽にsonar ATSの特徴や導入事例をご覧ください。
sonar ATSの特長や機能がわかる!サービスサイトはこちら

では、いよいよ目標を立てていきましょう。ここからは、良い目標を立てるための手順について解説します。具体的には、以下の手順の沿って進めることがおすすめです。
まず、自分が達成したいゴールについて深掘りし、目的を明確にしましょう。
例えば、「資格を取得する」という目的を挙げたとします。しかし、これだけでは「何のために資格を取得するのか」がわかりません。
本来の目的は、「資格を取得することでどうなりたいか」という部分にあります。具体的には、「プロジェクトリーダーとして活躍するためにスキルアップしたい」などがあるでしょう。この場合、「資格を取得する」という行動は、目的を達成するための具体的なステップ(目標)にあたります。
このように、目的が明確になっていないのはよくあることです。「自分はどうなりたいのか」を深掘りすることで、効果的な目標設定につなげることができます。
見落とされがちなのが、方針を決めることです。方針とは、「個人/組織の価値観を考慮したうえで、重視する事柄」を指します。この方針を設定することで、目標を達成するための道筋がぶれにくくなります。
| 具体例 | 方針 |
|---|---|
| スキルアップを目的とする場合 | 毎日1時間の学習を習慣化しつつ、健康維持のための休息も確保する |
| 営業チームの売上を前年比20%増加させる | 新規顧客の獲得に注力しつつ、既存顧客のリピート率も向上させる |
スキルアップを達成できたとしても、健康を損ねては元も子もありません。また、新規顧客の獲得に注力しすぎて、既存顧客のフォローが疎かになっては長期的には大きな損失になります。短期的な成果にとらわれず、長期的に活躍し続けるために「方針」を明確にすることが大切です。
組織が目指す先やライフスタイルに合う方針を決定することで、目標達成の過程が無理のないものになります。結果として、目的を効率的かつ確実に達成することにつながります。
続いて、目的を達成するために必要な行動を洗い出しましょう。
まずは、思いつく行動をすべてリストアップします。その後、目的や方針に照らし合わせて、優先すべき行動を取捨選択しましょう。
例えば、「プロジェクトリーダーとして活躍するためのスキルアップ」を目的とする場合、以下のような行動が考えられます。
一方で、「健康的な体を手に入れる」という目的の場合は、次のような行動が挙げられます。
次に、洗い出した行動を具体的なタスクに落とし込みましょう。これにより、継続的な日々の行動につなげやすくなります。
例えば、「資格取得」を目指す場合、以下のようなタスクが考えられます。
この際、方針に沿っているかの確認も忘れないようにしましょう。例えば、「健康第一」を方針としている場合、勉強時間を増やしすぎて睡眠を削るような計画は避けるべきです。計画倒れを防ぐためにも、無理のないタスク設定を心がけましょう。
また、タスクはできるだけ細かく分解することがおすすめです。例えば、「毎日1時間勉強する」をさらに具体化し、「朝30分、夜30分」とします。そうすることで、日々やるべきことがより明確になります。小さなタスクを達成するたびにモチベーションが高まるというメリットもあります。
最後に、必要な行動やタスクに期限を設定しましょう。具体的な期限を決めることで、計画的に進めることができます。
この際、方針に照らし合わせて無理のない期限を設けることが大切です。「健康第一」を方針としている場合、過度な詰め込み計画は避けるようにしましょう。
最終期限だけでなく、中間期限も設定することで、進捗を小まめに確認できるようになります。
資格取得を目標とする場合の例は以下の通りです。

目標を立てる際には、理論・法則を参考にすることで、より効果的な目標を設定することができます。ここからは、目標設定に役立つ「目標設定理論」と「SMARTの法則」を紹介します。
目標設定理論とは、目標が人のモチベーションにどのような影響を与えるかについて焦点を当てた理論です。アメリカの心理学者エドウィン・ロックとカナダの心理学者ゲイリー・レイサムが、1960年代に提唱しました。
この理論では、目標について以下のように結論付けられています。
また、目標を設定する際には、以下の要素を満たすことを提唱しています。
次に紹介するSMARTの法則と共通する部分もありますが、この理論からは目標設定の重要性を理解することができます。
SMARTの法則は、目標設定の際に役立つフレームワークです。SMARTは、以下5つの言葉の頭文字を取ったものです。
| Specific (具体的であること) | 曖昧でなく、具体的で明確な内容である |
| Measurable (測定可能であること) | 進捗や達成度を測定できる基準が含まれている |
| Achievable (達成可能であること) | 目標が現実的で、達成できる見込みがある |
| Relevant (関連性があること) | 組織の目標や方向性に沿ったものである |
| Time-bound (期限があること) | 具体的な期限が設定されている |
「宅建試験合格」を目標とする場合の具体例は以下の通りです。
| Specific (具体的であること) | 2024年10月に実施される宅建試験に合格する |
| Measurable (測定可能であること) | 模擬試験を3回受検し、各試験で35点以上を目指す |
| Achievable (達成可能であること) |
|
| Relevant (関連性があること) | 宅建資格は不動産関連業務に必要な資格であり、自身のキャリアプランに直結している。 |
| Time-bound (期限があること) |
|
SMARTの法則を活用することで、漏れなく達成に必要な要素を目標に落とし込むことができます。今回は資格取得を例に用いましたが、勉強やダイエットの目標設定を行う場合にも活用できます。

「良い目標を立てるためのコツは理解した。次は具体例を知りたい」という方に向けて、仕事や人生、健康、勉強、スポーツといった各分野における「良い目標」と「悪い目標」の例をそれぞれ紹介します。
「良い目標」と「悪い目標」それぞれのイメージを持つことで、自身が目標を定める際にスムーズに進めることができます。
まずは、仕事における具体例を見ていきましょう。
個人売り上げに関する目標の場合、良い目標、悪い目標の具体例は以下の通りです。
○良い目標
| 目標 | 2024年12月までに月間売上50万円を達成する |
| 方針 | 新規顧客の獲得に注力しつつ、既存顧客のリピート率も向上させる |
| タスク |
|
| その他 |
|
良い目標では、具体的な数値(新規顧客獲得数やリピート注文数)や期限が定められています。また、過去のデータを参考にしているため、実現可能性が高い目標であると言えるでしょう。
×悪い目標
| 目標 | 売上を増やす |
| 方針 | 新規顧客を増やす |
| タスク |
|
| その他 |
|
一方で、悪い目標では「何を、どのように、どこまで増やすのか」がまったく定められていません。そのため、目標達成の基準が曖昧で、達成したかどうかの評価が難しくなります。
企業の評価制度として、「MBO(目標管理制度)」という言葉を耳にしたこともある方も多いはず。MBOは、大きくの企業で導入されている従業員の目標管理制度です。MBOの概要やメリット・デメリットが知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
MBO(目標管理制度)のメリット・デメリットとは?導入・運用方法もご紹介
企業の成長に欠かせない採用活動ですが、様々な要因が関係するため目標設定が難しい分野のひとつです。ここでは、採用活動における良い目標と悪い目標の例を見ていきましょう。
○良い目標
| 目標 |
|
| 方針 | 個別対応を強化する。また、データを活用して選考の効率化を図る。 |
| タスク |
|
| その他 |
|
良い目標は、測定可能な目標(内定人数・辞退率など)が設定され、達成のための詳細なタスクが示されています。進捗の確認方法や改善の仕組みも含まれているため、実現可能性も高いです。
×悪い目標
| 目標 | 内定者数30名を達成する。 |
| タスク |
|
一方、悪い目標では具体的な行動計画がありません。目標達成までの道筋が定まっておらず、実現可能性が低いと言えるでしょう。また、進捗管理も困難です。
採用活動の進捗管理にお困りのご担当者様は、採用管理システムの導入がおすすめです。「sonar ATS」では、全体の進捗状況や面接官ごとの内定率、媒体ごとの遷移率などの数値を簡単に算出できます。「手間をかけずに進捗管理を行いたい」という場合は、ぜひsonar ATSの資料をご覧ください。
sonar ATSのすべてがわかる!サービス資料はこちら
多くの人が経験したことのあるダイエットですが、思うように成果を出せなかったという方も多いはず。続いて、ダイエットにおける良い目標と悪い目標の例を紹介します。
○良い目標
| 目標 | 2024年12月までに体重を5kg減らし、体脂肪率を25%以下にする。 |
| 方針 | 食事改善と運動の両方を実践する。ただし、友人や家族との外食は制限しない。 |
| タスク |
|
| その他 |
|
良い目標では、具体的な数値(体重5kg減、体脂肪率25%以下)や期限が明確に設定されています。また、日々の行動(食事制限、ウォーキング、筋力トレーニング)が具体的で、進捗を確認する仕組みも整っています。
×悪い目標
| 目標 | 良いスタイルを手に入れる。 |
| タスク |
|
一方、悪い目標では、具体的な数値や期限、行動計画が欠けています。何をすればよいのかが不明瞭なため、モチベーションの維持や進捗管理が難しくなります。
また、毎日ウォーキングや筋力トレーニングを行うのは現実的でないため、挫折する可能性が高いです。
英語学習に取り組む学生やビジネスパーソンは多いのではないでしょうか。次は、英語学習における良い目標と悪い目標の具体例を紹介します。
○良い目標
| 目標 | 2024年12月までにTOEICで800点を取得する。 |
| 方針 | 無理のない範囲で、毎日英語に触れる |
| タスク |
|
| その他 |
|
良い目標では、具体的な目標スコア(800点)と期限が明確に設定されています。また、日々の勉強内容と頻度が具体的で、進捗を確認する仕組みも含まれています。
×悪い目標
| 目標 | 日常会話レベルの英語を話せるようになる。 |
| タスク |
|
一方、悪い目標では、「日常会話レベル」という指標は定められているものの、何をどのくらい達成すればよいのかがわかりません。具体的な勉強方法やスケジュールが決まっておらず、進捗管理もできないため、計画的に勉強を進めることは難しいでしょう。
趣味でスポーツを楽しむビジネスパーソンやも多いのではないでしょうか。最後に、スポーツにおける良い目標と悪い目標の違いを、マラソンを例に紹介します。
○良い目標
| 目標 | 2024年6月のマラソン大会で10kmを1時間以内で完走する。 |
| 方針 | 週3回のトレーニングを実施する |
| タスク |
|
| その他 |
|
良い目標では、具体的な目標(10kmを1時間以内で完走)と期限が明確であり、達成基準がはっきりしています。
さらに、練習の頻度や内容(ジョギング、ペース走、筋トレ)、進捗確認の方法も設定されており、段階的な向上を目指した計画が具体的です。
×悪い目標
| 目標 | マラソンのタイムを縮める。 |
| タスク |
|
一方、悪い目標では、「タイムを縮める」という曖昧な表現で、何をどのくらい達成すればよいのかが不明確です。また、練習の頻度や進捗管理について考えられていない点も問題です。

「自分で目標を設定するのはやはり不安」という方に向けて、良い目標を立てる4つのコツを紹介します。これらのコツを抑えることで、だれでも良い目標を立てることができます。
自分の性質を理解することは、効果的な目標をたてるために不可欠です。自分が「追い込まれると力を発揮するタイプ」なのか、「余裕をもって計画的に進めるタイプ」なのかを把握することで、自分に合った時間の使い方や目標の組み立て方が見えてきます。
また、達成感がモチベーションにつながるタイプであれば、タスクを細分化して一つひとつ達成する喜びを味わうやり方がおすすめです。目標を他人と共有することでやる気が高まるタイプの場合、友人や家族との共有、あるいはSNSを活用した発信が良いでしょう。
自分の性質に合った目標設定を行うことで、モチベーションも維持しやすくなります。
過去の経験から、自分に合う時間の使い方を探ることも大切です。目標を設定している最中は、時間的余裕や能力を過大に見積もってしまう方もいるはず。その結果、無理な目標を掲げてしまうこともあるでしょう。
勉強やダイエットなど、過去の成功・失敗経験を振り返ることで、自分に合った現実的な目標が見えてきます。挫折を防ぐためにも、過去の経験を活かして達成可能な目標を見極めることが大切です。
完璧な目標を初めから設定しようとせず、定期的に見直すことを前提にしましょう。目標を立てることに時間をかけすぎるのは本末転倒です。ある程度納得できる形になったら、まずは行動に移しましょう。
実際に取り組む中で、難しいタスクに直面することもあるでしょう。その場合は、柔軟に目標を見直し、必要に応じて調整します。
チェックシートを用意し、「週に1回進捗を確認する」というルールを設けることも効果的です。目標が現状に合っているかや、新たな優先事項が生じていないかを検討することができます。
目標を達成できなかったとしても、そこで諦める必要はありません。落ち込む気持ちは最小限に抑え、達成できなかった原因を冷静に分析することが重要です。
タスクの数が多すぎて、目標が現実的でなかった可能性があります。また、途中で予期せぬ事柄に対応する必要が生じたり、計画に見落としがあったりしたことも考えられます。
これまでの努力を無駄にしないためには、失敗から得た反省を次の目標設定に反映させましょう。
「良い目標」とは、具体的な達成基準や期限、行動計画が明確であり、進捗を管理できる仕組みが整っているものです。何かに挑戦したい、あるいは達成したいと考えている方は、本記事で紹介した方法を参考に、ぜひ自分に合った目標を設定してみてください。
目標を立てることで、自分が進むべき方向が明確になり、日々をより充実して過ごすことができます。
本記事の内容が、目標を立てる時に少しでも役立つものとなれば幸いです。
2,300社以上にご導入された採用管理システム sonar ATSを展開。このお役立ち記事では、採用セミナーレポートやお役立ちコンテンツをはじめ、企業の採用担当者の皆さまに採用に役立つ有益な情報をお届けしています。