学生の「不安・不満ゼロ」を目指す選考の裏側と、sonar ATS運用内製化のリアル

株式会社大創産業
採用種別
新卒採用
従業員規模
5,000人~
ご担当者様
株式会社大創産業 グローバル採用課 岡島様

国内外で100円ショップ「DAISO(ダイソー)」を展開する株式会社大創産業。同社の新卒採用では、就活生向けの情報をまとめた「大創大百科」の運営や「最短2週間での内定」など、候補者に寄り添ったフォローとスピーディーな対応を両立しています。今回は、「育てる採用」への想いと、「sonar ATS by HRMOS(以下:sonar ATS)」運用内製化の裏側について、グローバル採用課の岡島様にお話を伺いました。

■この記事のポイント■

  • 学生の不安を先回りして解消する「大創大百科」
  • ダッシュボードで面接枠や歩留まりを確認し、「最短2週間で内定」のスピーディーな選考を実現
  • 外部委託していた「sonar ATS」の設定・運用を約2ヶ月で内製化

早ければ1年目から店長へ。「自律自考」を促すキャリアパス

――はじめに、事業内容や企業理念について教えてください。

岡島様:「世界中の人々の生活をワンプライスで豊かにする」という思いのもと、「感動価格、感動品質」という理念を掲げています。日本発のグローバル小売業を目指して「DAISO」、「Standard Products」、「THREEPPY」を展開しています。

現在は国内外で6,000店舗を突破し、生活必需品から趣味嗜好品まで約58,000点にのぼる豊富なラインナップを取り揃え、日々お客さまに新しい驚きと価値を提供し続けています。

――採用活動ではどのような人物像を求めているのでしょうか。

岡島様:求める人物像としては、「自律自考」「協働」「商売人」の3つです。「自律自考」は、指示を待つのではなく、自分で考え、周囲に発信しながら行動できる姿勢です。

「協働」は、周囲と協力しながら仕事を進める姿勢です。当社の仕事は1人で完結するものではないので、チームで動く意識を重視しています。

「商売人」は、目の前の業務をこなすだけではなく、「これを売ることで会社にどのような利益をもたらすか」「本当にお客様にとってメリットがあるのか」を常に考え続ける姿勢です。現状に満足せず、自ら考えて動ける方を募集しています。

また、当社では入社後にその姿勢を育てていく環境づくりにも力を入れています。その一環として、新卒入社の場合は必ず店舗配属からスタートします。どの部署で働くとしても、まずは店舗の環境を知ることが欠かせません。早ければ1年目の終わりから店長を経験することもあり、店舗は人財マネジメントを学ぶ場としてこれ以上ない環境といえます。スタッフをまとめる経験を通じて、自分で考え、周囲と協働しながら動く力を伸ばしてほしいと考えています。

学生の不安を先回りして解消。伴走型の面談と、それを支える情報発信

―― そうした方々を採用するために、どのような採用フローで進められているのでしょうか。

岡島様:現在の採用フローは、人事面接、面談、最終面接を経て内定という3ステップです。面談では、選考時に受けていただいた適性検査の結果をお見せしながら、「ここはあなたの強みですね」「こうすると魅力がもっと伝わりますよ」といったフィードバックを行います。人事面接でお聞きした「ガクチカ」を一緒に整理し、最終面接に向けてサポートする場でもあります。

こうしたプロセスを通じて、私たちは学生に伴走する姿勢を大切にしています。当社への理解や思いを深めてもらいながら、納得感を持って就活に臨んでほしいからです。

―― 公式ブログ「大創大百科」でも、「初任給のリアル」といった一歩踏み込んだ内容を公開しているのが印象的です。

岡島様:「大創大百科」は採用課が運営する公式ブログです。採用課の人数には限りがあり、直接面談できる人数にも限界があります。だからこそ、学生がエントリーや承諾を判断するうえで必要な情報は、できるだけ先回りして届けたいという思いで運営しています。

「初任給のリアル」も、そうした学生に寄り添う考えから生まれた記事の一つです。実は、小売業界は「体力仕事の割に見返りが少ない」と思われがちな側面があります。ですが、ちょうど給与改定で初任給が上がるタイミングだったこともあり、変化をきちんと伝えていきたいという想いから記事を公開しました。

▲「大創大百科」の記事一覧。記事に加え、YouTubeでも情報を発信しています。

学生を待たせない選考へ。「最短2週間で内定」を支える「sonar ATS」活用術

――「最短2週間で内定」というスピーディーな選考も特徴ですね。どのように実現されているのでしょうか。

岡島様:「sonar ATS」のダッシュボードでは、様々な指標や数値を一目で確認できますよね。弊社では、選考の移行率や歩留まり、面接枠の埋まり具合をこまめに確認しています。面接枠が不足しそうであればその都度追加し、基本的に「予約ができない」という「不満」が発生しないようにしています。

せっかく面接を受けようと思ってくれた学生をお待たせしてしまうと、気持ちが離れてしまうかもしれません。そのため、学生が進めたいペースに合わせて選考を進められる体制を整えることを意識しています。

また、学生との連絡には「sonar ATS」のLINE連携機能を活用するようになりました。メールよりも断然反応が得やすく、コミュニケーションスピードも上がっています。

▲ダッシュボード:必要な情報を自由にレイアウトして配置できます。※画像はイメージです

外部委託から約2ヶ月で自走へ。「sonar ATS」内製化の裏側

――直近では、「sonar ATS」の設定や運用を外部委託から内製化されたと伺いました。その背景を教えていただけますか。

岡島様:これまでは、アンケート作成のような比較的簡単な作業でも、すぐには対応が難しいケースもありました。スピードを重視する弊社だからこそ、さらにスピード感を持って採用活動を進めたいと考えたことが内製化に取り組んだ理由のひとつです。

もうひとつは、社内で「sonar ATS」を操作できる人が限られていたためです。採用活動を自分たちで改善していくためにも、システムに関する知見を社内に蓄積していく必要がありました。

――内製化を進める上で、どのような苦労がありましたか。

岡島様:「sonar ATS」は直感的でわかりやすいので、私だけが操作を覚えるのであれば、それほど難しくありませんでした。ただ、内製化するためには、自分以外のメンバーも同じように操作できる状態をつくらなければなりません。急な休みや引き継ぎがあった場合でも対応できるよう、メンバー全員の理解を深める必要がありました。

そこで、社内で使う内容に合わせた「自社専用のマニュアル」を作成しました。「sonar ATS」の操作手順だけでなく、「その日のうちに対応すべき業務か、翌日に持ち越せる業務か」といった優先度や、タスクの分担も整理しています。

手探りの部分も多くありましたが、ありがたいことに外部委託先の方々も協力的だったため、約2ヶ月で体制を整えることができました。

――内製化によって、どのような変化がありましたか。

岡島様:以前はメールや電話で外部委託先に依頼していた対応も、今は社内で完結できるようになりました。「面接日程が空いていません」といった相談やキャンセルに伴う変更にも、より早く対応できています。

また、システムの仕組みを自分たちで把握できるようになったことで、トラブル発生時の原因究明や解決がより円滑になり、再発防止策も講じやすくなりました。

お互いに納得できる採用のために。“今、必要な情報”を一人ひとりに届ける

――最後に、今後はどのような採用活動を実現したいとお考えでしょうか。

岡島様:選考から内定に至るまで、当社に応募いただいた学生が不安や不満なく就活を終えられる状態が一番の理想です。スムーズな選考と情報発信に取り組んでいるのも、「面接の予約が取れない」という不満や、「知りたい情報が見つからない」という不安をなくしたいからです。内定した段階では「知りたい情報をすべて知ることができた」と感じていただけるようにしたいですね。

――直近で「マイページCMS」のアドオンもご契約いただきました。こちらも、学生への情報提供と関係しているのでしょうか。

岡島様:おっしゃる通りです。「マイページCMS」を活用して、選考フェーズに合わせて、「その方に一番必要な情報」を提供したいです。例えば面談の際、「最終面接官はどんな方ですか?」と聞かれることが多々あります。

選考が進んだことで生まれるリアルな不安の一つですし、弊社としても適切に情報提供したい。そこで、最終面接官のプロフィールなどの情報をマイページ上でいつでも確認できる仕組みを作りたいと考えています。これなら、学生が「知りたい」と思った瞬間に、タイムリーに情報を届けることができます。

メールだと情報が流れてしまうこともありますが、マイページであれば、学生が必要なタイミングで確認できます。選考状況に合わせて必要な情報を届けることで、不安を解消し、安心して選考に臨んでもらいたいと考えています。

▲マイページCMSアドオンを利用すると、社員プロフィールやブログなどのコンテンツも作成でき、マイページの内容をさらに充実させることができます。※画像はイメージです

――入社後のミスマッチを防ぐための取り組みが、選考段階から徹底されているのですね。

岡島様:内定を承諾していただくことがゴールではなく、入社後に長く活躍していただくことが大切だと思っています。そのためにも、「sonar ATS」をはじめとするテクノロジーをうまく活用しながら、情報提供や不安を取り除くためのフォローを先手先手で行い、双方が納得できる採用活動を今後も続けていきたいです。

※本内容は2026年6月時点の情報です。

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