新卒採用担当者を対象に行った「新卒採用の振り返り」に関するアンケート調査のレポートを公開いたします。 貴社の採用活動にぜひお役立てください。
■調査概要
新卒採用の振り返りを実施している企業が全体の約9割を占める一方、振り返りを実施している企業の約6割が「採用活動の振り返り」の内容と手順に不安を感じている。
採用の振り返りで注目するポイントは「各選考フローの遷移率」「内定者の質」「エントリー学生(母集団)の質」
振り返りの観点や手順が明確になっておらず効果的な振り返りができていないという声が集まる一方、観点や手順が明確であっても、データ集計・分析・資料作成などに時間がかかる、改善点がある等の実務面での課題が存在。
新卒採用の振り返りを実施している企業が全体の約9割を占める一方、振り返りを実施している企業の約6割が「採用活動の振り返り」の内容と手順に不安を感じている。
「採用活動の振り返り資料を作成して実施している」と回答した人(112人)に、振り返り資料の作成にどれくらいの時間を費やしているか質問したところ、約6割(58.0%)が「10時間以上」と回答しました。(グラフ③)
多くの採用担当者が、自社の新卒採用の「採用活動の振り返り業務」の内容に不安を抱えたまま振り返りを実施している一方で、多くの時間を割いていることがわかります。
採用の振り返りで注目するポイントは「各選考フローの遷移率」「内定者の質」「エントリー学生(母集団)の質」
「採用活動の振り返りを実施している」と回答した人に、自社の新卒採用に関する「採用活動の振り返り」で最も注視していることのうち上位3つを選択してもらったところ、第1位の回答では「各選考フローの遷移率」(46人)が最も多く、次いで「内定者の質」(43人)となりました。第2位の回答で多かった項目は「エントリー学生(母集団)の質」(30人)「各選考フローの遷移率」(25人)「内定辞退率」(22人)でした。第3位の回答で多かった項目は「媒体の費用対効果」(27人)「内定辞退率」(21人)「インターンシップの効果」(20人)でした(グラフ④)。
順位を考慮せず、1位~3位まで選択された回答数を全て合計した場合、86人が「各選考フローの遷移率」を1位~3位までのいずれかに選択し、総回答数149人のうち約6割(57.7%)を占めました。次いで「内定者の質」69人(46.3%)「エントリー学生(母集団)の質」65人(43.6%)となりました(グラフ⑤)。
※グラフ④内「1位」棒グラフの選択肢順に合わせて作成
「各選考フローの遷移率」を注視する回答が多かったものの、「内定者の質」「エントリー学生(母集団)の質」も同様に多く選択されました。近年、複数の選考フローを用意する企業も増えるなど、選考フローは複雑になっており、それぞれの採用手法が効果的だったかを見定める指標として「各選考フローの遷移率」を重視する企業が多いと考えられます。また、実際に内定した学生やエントリー学生が、自社の求める人材にどれだけマッチしていたかなど、人材の質を注視する企業が多いことがわかりました。
振り返りの観点や手順が明確になっておらず効果的な振り返りができていないという声が集まる一方、観点や手順が明確であっても、データ集計・分析・資料作成などに時間がかかる、改善点がある等の実務面での課題が存在。
「採用の振り返り業務の「課題」を具体的に教えてください。(例)何が難しいか、何に時間がかかっているか、等。(n=149 対象:「振り返りを実施している」と回答した人)(自由記述回答)」の設問では、大きく以下のカテゴリに分けられる意見が集まりました。
振り返り業務の不安は、「実施している振り返り業務に対して、今のやり方で良いのか、効果的な内容になっているのかわからない(自信がない)」という振り返り業務そのものに関する課題と、「実際に行う作業に手間や時間がかかる、手順や内容の改善が必要」といった実務面の課題の2面性があると考えられます。
※回答詳細は別紙2をご覧ください。
今回のアンケート調査を通して、多くの採用担当者が自社の新卒採用の振り返り業務に不安を感じていることが明らかになりました。採用担当者が何に注目して振り返りを実施しているかという現状や、振り返りを効率的に実施し次年度に活かすにはどうすべきなのか、多くの採用担当者が模索しながら実施している現状が、より具体的に見えてきました。 一般的に、企業は採用年度ごとに新卒採用の振り返りを行い、取り組みの成果や課題を分析し、次年度以降の採用計画に活用しています。また、振り返りレポートを作成するためには、分析の観点を明確にし、自社の採用情報のデータを集め、分析可能な状態に整理する必要があります。当社ではこうした「採用活動の振り返り業務」の本質を改めて見直し、自社の新卒採用の振り返り業務を改善できるきっかけを提供出来ればと考え、本アンケート調査結果をもとに、オンラインセミナーを開催致します。
また、SONAR ATSを運営するThinkingsグループでは、課題解決に向け、新卒採用の振り返りレポートを無料で作成・提供する新サービス「ReReA(リリア)」β版を提供しており、今回の調査結果を元にサービス改善も進めて参ります。今後も、テクノロジーの活用により、採用担当者が採用の本質的な業務に専念できるよう、サービスの向上に努めて参ります。
採用担当者は、利用媒体や応募者の属性など、自社の新卒採用に関する情報を「ReReA」へアップロードすることで、合計18ページの振り返りレポートをPPT形式で、無料で取得することができます。本サービスは当社が提供する採用管理システム「SONAR ATS」ユーザーに限らず、誰でも無料で利用可能です。「ReReA」でレポート作成時間を短縮することで、採用担当者に、振り返りの考察や次年度の改善など、より「人」にしかできない業務に専念して頂きたいという想いから「ReReA」を開発しました。
新卒採用の振り返りレポートを無料作成する「ReReA」サービス終了のお知らせ
「採用の振り返り業務の「課題」を具体的に教えてください。(例)何が難しいか、何に時間がかかっているか、等。(n=149 対象:「振り返りを実施している」と回答した人)(自由記述回答)」の自由記述回答から抜粋し、カテゴリ別に分類。 ※1つの回答内で2つのカテゴリにまたがる記述があった場合、回答を編集し各カテゴリに分けて記載した。 例:「そもそも何を注視すればいいのか自信がない、データ集計に時間がかかる」はA-1、B-2にそれぞれ記載。
<本件についてのお問い合わせ>
イグナイトアイ株式会社 広報PR 担当:石橋
Email:pr@igniteeye.com
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