野村不動産アーバンネット株式会社は、野村不動産株式会社の流通部門が2000年に分社・独立して設立。若い会社でありながら、実質の業務歴は50年以上。若さと伝統を併せ持った不動産流通会社である。「サービス・コンサルティングを通じて、お客様に信頼され、長く喜んでいただく」という企業理念のもと、不動産に関するニーズに対応している。
主な事業内容としては居住用不動産及び投資用・事業用不動産の流通事業を中心に、新築受託販売事業、保険代理店事業などを行っている。分社独立当初からIT戦略に力を入れており、不動産情報サイト「ノムコム」は会員数21万人、月間PV数200万以上と業界ナンバーワンを誇っている。
2013年からサービスブランド「野村の仲介+(PLUS)」を立ち上げ、ブランディング活動を強化。信頼・誠実をモットーに社内の研修制度も一新。結果、2016年6月のオリコン日本顧客満足度調査では、不動産仲介の「マンション購入部門」「戸建て売却部門」で総合1位を獲得した。
そんな大手不動産流通会社が求める人材とは? そして、採用管理システムsonar ATSを選んだ理由とは?人事部人事課の堀 奈々瀬氏にお伺いした。
当社は主に営業職を採用しています。
採用の際に大事にしているのは、「自分が不動産という大きな財産を売り買いすることになった場合、この人に任せることができるか?」という視点。ビジネスの特性上、相手の気持ちを考えず「とにかく契約できればよい」というような営業ではなかなか結果には結び付きません。人生を左右する大きな売買をするお客様の気持ちに寄り添い、信頼を得られるパートナーとなることができる人材が求められます。お客様に喜んでもらうことが、自分自身の喜びや働く原動力になるような方を求めており、「人物重視」の採用活動を行っています。
採用ステップは、就職ナビや当社採用ウェブサイトからエントリーをいただいた後、会社説明会への参加、WEBテストや複数回の面接を経て内々定という流れです。
もともと当社では他の採用管理システムを利用していましたが、採用人数が年々増加傾向にあり、それに伴って採用担当者の「事務作業」も増えてきていました。限られた採用担当者で、応募者と向き合って「人物重視」の採用活動続けていく上で、「事務作業」の削減が大きな課題になっていたのです。
また採用ウェブサイトでのオープンなコンテンツ公開の他に、かねてからエントリー者限定の「マイページコンテンツ」に力を入れており、これをさらに発展させて採用ステップ毎に最適なコンテンツを提供し、丁寧に動機形成を促したいという希望もありました。
内々定後も、当社業務に必要となる宅建(宅地建物取引士)の資格試験のための講習会などを開催していますが、出欠や手続きの進捗を管理したいというニーズもあり、これらの課題やニーズを解決できる点にメリットを感じてsonar ATSの導入を検討しました。
多くの採用管理システムがある中でsonar ATSを選んだ決め手は「自動化」です。
sonar ATSの導入により、各選考ステップの歩留まりを改善するための促進やリマインドを抜け漏れなく実施することができるようになりました。これらの業務の多くは以前のシステムでは手動で操作する必要がありましたが、sonar ATSによる自動化で事務作業を大幅に減らすことができ、応募者へ向き合う時間を確保できるようになりました。
また、各選考ステップでの滞留を減らすためには動機形成の強化が重要であると考え、sonar ATSを使って応募者に対して適切なタイミングで適切な情報を提供することも実施。採用ウェブサイトやマイページコンテンツと連動して企業研究ができるように設計し、応募者に当社で働いてみたくなるようなきっかけ作りができる仕組みを作ることができました。
具体的にはsonar ATSのアドオン機能「カスタムフォローアクション」「マイページCMS」を使い、選考ステップ別に最適な情報をマイページで開示したり、タイミングに応じて最適なメルマガを配信したりしています。
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